糸井重里 著
中央公論社
日ごろ、思いもしないことが出てくる。
わからないことが多いので集中・熟考して読んでいる。
しっかり咀嚼しないと、意味が分からない。
対談形式なので、文章は簡単だが
前後のやり取りやら、言い回しのうしろに隠れている語り手の思いから
得られることがたくさんある。稀有な本
通勤電車で読んでいるが、のめり込み、考え込みすぎて
乗り越しそうになってしまう。
矢島稔:談
「上野動物園で昔、ドイツのハーゲンベックからゾウを買い、飼い方の指導のためドイツ人2名が滞在した。いよいよ帰国というとき、園長さんが「お礼を差し上げたい」というと、彼はアオギリの木を指して「あの鳴く木(セミがいた)をください」と答えた。」